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宮崎駿 『風立ちぬ』完成!「自分の作品で初めて泣いた」作品に。公開はこの日から。 [映画]

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宮崎駿監督の5年ぶり新作アニメーション映画『風立ちぬ』の完成報告会見が東京・小金井市のスタジオジブリで開かれた。
宮崎監督をはじめ、主演声優の庵野秀明、主題歌を歌う松任谷由実が出席、初号試写で初めて自身の作品で涙したという宮崎監督は「本当に情けないと思いました。みっともない監督でした」と自嘲していた。
庵野氏は「宮さん、泣くんだ。初めて見ました。宮さんの涙を見られて幸せでした」といたずらっぽい眼差しを向け、「わかりますよ」と同じクリエイターとして共感していた。
涙の理由について宮崎監督は「長い間の積み重ねあって出来上がった作品なので、涙を流したのかな」と語る。
最新作は、『風の谷のナウシカ』(1984年)で巨神兵の原画を担当し、その才能に目をかけていた庵野氏が主演し、『魔女の宅急便』(1989年)で主題歌を担当したユーミンが高校生の頃に作った「ひこうき雲」と謎のシンクロニシティを見せ、空、飛行機、恋、たばこ…監督が大好きなものがたくさん詰まった作品になっている。

宮崎監督とは35年の付き合いになる鈴木敏夫プロデューサーも「他人の作品ではよく泣いているんです。高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)や『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督、2011年)でも泣いていたな。もともと涙腺はゆるいほうなんだろうけど、それでも自分の作品で涙していたのは初めてだった」と語る。

同作は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎と文学者・堀辰雄、同時代に生きた実在の二人の人物を融合させた青年技師“二郎”の約30年にわたる半生を描いた壮大な物語である。
美しい風のような飛行機を造りたいと夢見た少年が、やがて東京の大学に進み、大軍需産業のエリート技師となってゼロ戦を作り上げるまでのストーリーを縦糸に、美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れのラブストーリーを横糸に絡めた完全フィクション作品である。

5年ぶりではなく「5年かかった」と宮崎監督は自ら言い正し、その間にリーマン・ショックや東日本大震災など、ちょうど描こうとしていた1920~30年代の日本と重なる出来事があり、宮崎監督は「ファンタジーを簡単に作れない時代がきた。悪戦苦闘しました」と苦悩を明かしながらも、「(モデルとなった堀越二郎の)ご子息と夫人が喜んでくれたのでほっとしました」と笑顔を見せていた。

実在の人物を描くことも、実際の戦争を題材にすることも初めてのチャレンジだったが、「たとえどんな時代でも力を尽くして生きることが必要」と力強く語った。

「風立ちぬ」は7月20日公開。

声がねぇ・・・。
まぁそれがジブリの魅力なのかもしれないが。

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